きみが微笑めば

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2018.2.3〜2.4

リューン〜風の魔法と滅びの剣〜

千葉 プレビュー公演

 

 

 

公演中の気持ちは忘れられない、公演後の気持ちもずっとずっと忘れられなかった。

 

大橋が歌が上手いことは Funky8の時からわかってたつもりだったけれど、思っていた以上に彼の実力はミュージカルという舞台の上で映えて、生きていた。一方丈の声はあの錚々たるキャストの中で1人浮いていたと思う。

 

公演直後は、関西ジャニーズJr.の中で公式グループにもいない2人が、丈橋が主演を務めたこと、夢のような事実がただ嬉しくて眩しかったけれど、同時にちょっとずつその気持ちははっきりしていった。

 

 

 

ファミレスに入って席について『丈、大丈夫かな』と声を出したわたしと、『なんかあれだよね、丈くんだってすごいのに』ってわたしの目を見て真剣に返してくれた大橋担の顔を見てわたしはちょっと泣いた(笑)

 

そう、今思えば丈だってすごかった。初めてのミュージカルであれだけのセリフ量を覚えてあのキャストの中で歌って、1つ1つの表情や動作に細かい演技が入っているのだって普段の丈のままだった。素晴らしかった。

 

でもあの時のわたしは大橋の演じ方、歌声、観る人を惹きつける力に目を向けてしまって、負い目ばっかり感じてしまった。苦しかった。

 

ずっと楽しみにしていたこの日に、こんな気持ちになるなんてな。不安で仕方なくてちょっと悔しかった。でも、カーテンコールでフローとダイが丈橋に戻る瞬間だけは、いつもの2人のまんまで、それ以上に2人はどんどん仲良くなるような、近くなるような、信頼しあっていくような、そんな空気を出していたから素直に楽しくてカーテンコールのおかげでわたしはその後の公演に向かうことができたと思う。

 

2/8 丈の22歳の誕生日

この日をこの舞台でこのカンパニーの皆さんと迎えられたこと 丈もわたしたちもとっても嬉しかった。きっと丈がジャニーズJr.として生きてきてトップに並ぶ嬉しい景色だったんじゃないかな、と勝手に思う。泣きながらこれからも頑張るといった丈の言葉が思い出そうと思えば、まだすぐに思い浮かぶ。

 

2/12 東京千秋楽

 

スタンディングオベーションが起きて 大橋が泣いた。それを横で見て『まだ千秋楽ちゃう』って笑ってた丈はいつも通りで安心した。やっぱり丈橋ってこうだ。こういう2人が落ち着く。

 

3/11 大阪千秋楽

これは誰にもいってない話だけど、わたしは用事があって行けなかったからTwitterで千秋楽のレポを見届けて、"やっと終わった"と思ったのを覚えてる。寂しかっけど、ホッとした。主演という、有り難くていい経験をさせてくれてありがとうございました。この日々をこれからの糧にしようね、次に活かそうね。そう思うばかりだった。

 

リューンを終えて、大橋のことを以前より尊敬・・・というかすごいひと!と思うようになった。大橋はすごいんだよ!が口癖になった。それはきっと丈も一緒だったと思う。だんだんそうなったんだな、とリューン中の雑誌でもその後でも感じた。

 

" 歌は大橋くんが " 丈はそんな言葉をよく発していたし、" プレッシャーでご飯も食べられへんかった "なんてことも書いてくれた。弱い部分を滅多に世間に晒さない丈が発した言葉の切れ端から 大橋への敬意と感謝と信頼が見えた。

 

苦しかったけど、こうなってよかったな。とあれからずっと思ってきた。

 

それからいつだって大橋が横にいてくれて、大橋の笑い声があった。きっとすごく救われていたと思う。だんだん、エッ丈の方が大橋のことを好きなんじゃ?!なんて思うこともあって("好きに理由なんかない"発言等)大橋は魔法使いかと思った。

 

 

 

あの嬉しくも苦しかった日々の後、終わってから本当にあのミュージカルが素晴らしくて大好きだったと日に日に思って。再演はないと言われてしまったから、大橋担と会うたびに再演と言う名のモノマネ合戦をして凌いだし、他担の友達にもリューンの良さを伝えまくっていた。  

 

 

 

 

 

そんなこんなですぎた月日、

 

12/22

 

たくさんの友達からの連絡でわたしは再演を知った。本当に涙が止まらなかった。メールボックスを開いて見えた再演の文字。すごい、夢じゃなかった。

 

 

大阪千秋楽の後、たくさんの素晴らしい仕事を勝ち取ってくれて、掲げてあった目標をほとんど叶えてくれた丈。おかげで自信がたくさんついた。今度は丈が楽しめますように!フローだって丈にしかできないんだから!そんな風に思えるようになるなんてあの大阪千秋楽の日には思ってなかったな。

 

 

 

 

2019.6.1

 

神奈川 プレビュー公演

 

丈の口から出た歌声に瞬間的に涙が出た。

 

嘘でしょ、嘘だ、すごい。

 

初演のフローの良かったところは変わらないまま、ちゃんとミュージカルの空気に沿った歌い方。

 

ああ、この人はずるいなあ〜〜どれだけ練習したんだろう。あの歌い方からここまで来るのにどれだけ努力したんだろう。そう思うと涙が止まらなくって、フローとダイがハモった瞬間鳥肌が止まらなかった。ちゃんとハモってたんだよ、負けずに下ハモが聞こえたの。音程も声も揺れてなくて、伸びやかなビブラートも聴こえてきたの。

 

すごいじゃん、すごいよ。本当に。

 

 

リューンの千葉公演から一歩ずつシンメになっていった丈橋が、初めて歌の面で横に並んだような気持ちになった。ダンスとか性格とかそういう意味では出来上がりつつあったシンメだったけど、歌声の相性まで良くなっちゃったらもう最強じゃない。うわ〜〜かっこいい。

 

 

そんな話を今日の神奈川公演に誘ってくれた大橋担に饒舌に話した。『丈くんすごい!ちゃんと丈くんの声が聞こえた!すごかった!』なんて言ってくれてまた泣きそうになったわたしは、サイゼで泣いた日のことを思い出しながら、とんでもない人を好きになったなと思った。

 

わたしはいつだってシンメの才能派より努力派ばっかり好きになるオタクだった。そんなわたしにとってリューンは " 努力も才能には勝てない " ことを痛感した舞台だったから。

 

大橋が努力してないとかじゃなくて、2人とも努力したら、もともと持ち合わせていたものの差は中々埋まらないんだなって思ったのに。こんな巻き返しずるい。藤原丈一郎って本当にこういうところ。

 

 

 

 

 

< 約束 > のシーンで 丈の目に涙が溜まってるのを見た。拍手の中のカーテンコールでも少し声が震えていたけど、涙目だったけど、前みたいに不安にならなかった。再演できる喜びを噛み締めたような顔だったから。わたしも本当に嬉しかった。あなたのお芝居も歌も表情も全部全部わたしの誇りだ。弱いところを見せてくれてありがとう。負けないでいてくれてありがとう。

 

 

一年前の丈に、わたしに言いたい。

 

"足を引っ張らないように "なんて、言わなくていいよ。思わなくていいよ。大丈夫、一年後にわたしはこんなにも幸せにしてもらってるから!

 

 

 

 

リューンはまだまだ始まったばかり!本当は千秋楽の後に書こうと思ってたのに、今からでもリューンをたくさんの人に見て欲しくて更新してしまいました(笑)

 

 

当日券のチャンス等ありますので、興味のある方は是非会場まで!フローとダイがお待ちしております( ^.^ )

 

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